「失われたバンクシー あの作品は、なぜ消えたのか」
描かれた場所に留まり、やがて死にゆく運命をそのままにするか。
はたまた、素晴らしいアート作品として「保存」し、後世に残すべきか。
失われた重要作品50点と、消えてしまった謎をたどる
場所の文脈と不可分&万人に開かれていたはずの表現が、
広く価値を認められたがゆえに切り取られ、囲われてゆく......
もはやこの皮肉な構造すら「バンクシー的」、なのか?!
——宇多丸(RHYMESTER)
故郷であるイギリス・ブリストルを中心に、世界各地に30年にわたり作品を描いてきたバンクシー。
一過性というストリートアートの特性に加えその爆発的な人気ゆえ、今ではほとんどの作品が描かれた場所から消え去っている。
作品にとって正しいのは、「保護(保管・販売)」する目的で撤去するアートディーラーか、
あるいは、描かれた場所で同業であるグラフィティアーティストに上書きされることをそのまま受け入れることか。
本書は、今はなきバンクシーの傑作50作品と、
それぞれがたどった運命を豊富な写真を交えて記録したルポルタージュであり、
バンクシー芸術の本質、作品の金銭的価値、ストリートアート本来の一過性の性質について読者に問いかける、
ありそうでなかったバンクシーのガイドブック的な一冊。
ウィル・エルスワース=ジョーンズ(Will Ellsworth-Jones)
イギリス、サンデー・タイムズ紙の主任記者、同紙ニューヨーク特派員を務めた他、テレグラフ紙、インディペンデント紙、サガ紙で編集部門要職を歴任。
著書『バンクシー 壁に隠れた男の正体(原題 Banksy: The Man Behind the Wall)』(パルコ出版、2020年)は世界8カ国で展開されている。
・・・・・・・・・・・・・・・・
商品名・失われたバンクシー
あの作品は、なぜ消えたのか
価格・・¥2,970(税込)
著者・・ウィル・エルスワース=ジョーンズ
翻訳監修・毛利嘉孝
翻訳者・・清水玲奈
判型・・B5変
総頁・・144頁
製本・・上製
Printed in JAPAN
・・・・・・・・・・・・・・・・
※クレジット決済ができる金額は合計¥20,000-までとなります。
2万円を超える場合、銀行振込、または代引き発送のみとなりますので、ご了承くださいませ。